教室展をショールームで開く
いけばなレッスンを教室の外で!?
場所は東京・新宿NSビル12階の永大ショールーム。
ここで10年前から春と秋に、生徒さんたちと展覧会を開いてきたのが、栗生紗世さんだ。
今回はいけばな歴数ヶ月の人から大ベテランまで25人が参加。その成果と実現に結びつける鍵は何か?
プロセス
- 毎回希望者を募って、くじ引きで場所を選定。
- 器は教室にあるものを事前に運び込んでおく。花材は当日届けられ、そこから選んで使う。
- 展覧会終了後も、使える花材はいけ直して作品としてプレゼント。
▼展示物を生かして
▼通路や棚にも
ポイント
- ショールーム来客のためのいけばなが大前提。
- その条件下で、考え、悩み? 他の人の感想を聞いたり、そして何よりも楽しんで自由に作品をつくる。
- 講師は質問にはなんでも答えるが、余計なアドバイスはしない。ヒントは必要に応じてワンポイント。
メリット
- 生きた空間にいけるという、いけばな人として実戦の体験ができる。
- 他の人の発想や考えを知ることができる。
- みんなといっしょに楽しむ、親睦の時間。
- 友人などと一緒に訪れて、自分の作品を改めて見る場にもなる。
▼無機的な空間も植物で変貌
実現のためには…
その1:仕事帰りに寄って、身ひとつで参加できる体制と雰囲気作り。
その2:ショールーム側との交渉、円滑なコミュニケーション。
その3:講師の統率力。
■栗生紗世さんの教室情報>>>marronborn.com/lesson.html