江戸東京たてもの園で見る、いけばな
2010年10月16~17日、東京小金井市の小金井公園内にある江戸東京たてもの園で「いけ花と茶席のつどい」が開かれました。
茶席は有料ですが、花の作品は園の入場料を払えば無料で堪能できます。
草月流21、池坊7、嵯峨御流4、花芸安達流2、小原流2、盛物二葉流1の37名による個人作品が、6邸のくじ引きで決まった箇所に、さらに全流派による合作も1点外庭に展示されていました。
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この企画は毎年二回、芝生が広がる広大な公園内で、春と秋の行楽シーズン真っ只中の週末に行われています。好条件がそろっているとはいえ、これほど、一般の人が偶然いけばなに出会う機会は意外に少ないのではないでしょうか。
園内には食事所やいろいろな見所もあり、自然をたっぷり味わいながら、移築復元された各邸のなかに入って見ることができます。
歴史ある邸宅に飾られたいけばなは、現代空間とは違った姿を見せてくれます。「なぜ、ここにいけばな?」と、親子連れの会話もときに花の話題に移っていきます。
ThankFlowerからは、塚本草昌さんと上條蓉芳さんが、場の雰囲気をさらに高める、すがすがしい作品を披露してくれました(右上ビデオ:約1分、音声はありません)。
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全国各地には規模や主宰組織の違いはあれ、たくさんの華道連盟があります。ここ小金井の文化連盟でも参加する人が徐々に増えてきているようです。
地元や他流の人との交流はもとより、気持ちのいい場でのびのびと作品を展示できる点が最大の魅力なのではないでしょうか。