Across the Universe

監修●竹中麗湖

竹中麗湖の本

6ページ毎の小宇宙に光り輝く、21の個性

世界を視野に内外で活躍する気鋭のいけばな人21名の力作を綴った作品集。竹中麗湖の同種の監修としては第二弾にあたる。
「フラワーアーティストの花と造形」と副題にあるように、それぞれの活動領域において限りなく植物の可能性を追求しチャレンジした結果が各ページにさまざまな形として表れている。

各自がどんな手法でメッセージを伝えようとしているのか?
「線の美しさで命を、色で感情を、塊でエネルギーを表現することが、いけばなの大切な三要素です。そして植物の可能性を引き出し、発揮できることによって、よりメッセージ性の高い作品になります。(あとがきより抜粋)」

扉頁はプロフィール写真に加えて、制作の姿勢や目的、肩書き、活動内容が英文併記で構成。続く5枚の誌面に個性豊かな“造形”が展開される。
彼らはまさにいま、「植物があることで生まれる心の豊かさを未来へつなげ、それを伝える使命を担った表現者」の一人ひとりに違いない。