2011年9月、われもこうの植物写真(菅野草苑さん撮影)      
伝統的な秋の野草
Autumn wildflower
植物名 ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾毛香) Sanuisorba officinalis
英名great burnet、burnet bloodwort
植物の特徴 日本原産のバラ科の野草。茎や葉にかすかな香りがあり、根は薬用とされてきた。
茎の先端に楕円形のように見える暗紅色の花は、小さな花(がく)が密にまとまってついたもの。
出回り 初夏から秋まで切り花や鉢花として出回る。最盛期は9月。
1本200~300円前後。ドライフラワーとしても有用。
水揚げ法 水切り(ボウルの中で2、3回、ハサミで茎の根元を切る)
来歴 花言葉は「愛慕」や「変化」。
和歌や俳句にもたくさん詠まれている。
「吾亦紅 さし出て 花のつもりかな」(小林一茶)
「吾(われ)も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに」(高浜虚子)
「吾木香 すすきかるかや 秋くさの さびしききはみ 君におくらむ」(若山牧水)