My Message: May 11, 2011

須賀川の牡丹園に行って来ました

菅野草苑撮影の須賀川牡丹園の風景

樹齢二百年の牡丹

昨日、川内村の方々が避難後初めて村内に入ったのをテレビで見ました。
わずか2時間を牛のために声を出して捜し、空き家になっている牛小屋を掃除して餌を置いてきたとの事。
又、ある方は庭の生け簀のヤマメに餌をまいている姿が映っていました。放射能にさらされて食用には絶対ならないのに、餌がなかったらかわいそうと言いながら撒いていました。
何時戻れるか全く分からない不安の中、見ている私も本当につらいです。

今日は雨が降っていましたが、須賀川の牡丹園に行って来ました。
在来種のぼたん、真っ盛りで予想通りに咲いていました。例年とは違い、こんなにも美しく早咲きが見頃なのに、人影がまばらです。在来種は紫が濃く、高貴な感じがします。
こざっぱりとした作業服を着た方々が、10名近くボランティアの案内人の説明を聞きながら鑑賞していましたが、作業着に奈良・・・とかいてありましたので震災の作業手伝いで派遣された方々だと思います。

牡丹園の一番古いのは200年との事。幹の太さ、力強さ、沢山の花をつけて、どれも古代紫の美しさを誇って咲いていました。
園内の高台から見下ろす在来種の全景は見事です。
もう2~3日したら改良種が咲きそろい、ピンク、赤、白、黄、黒など華やかに彩ります。
(2011年5月11日 福島県・郡山市)