草月福島県支部展(県南地区)に出品

場所:ハーモニーステーション郡山
期間:2010年11月5~7日

菅野草苑の展覧会作品

藤づるを思いの曲線に仕上げた作品

このところ、大作には藤づるを使って作品をつくっています。
藤づるは切ってすぐのときは瑞々しく柔軟で、強く力を入れると自由に丸まってくれて思うような形をつくることができます。
力強い曲線が出せるので、興味ある素材としてよく使います。

このたびの支部展にはこの藤づると対比させていろいろの曲線を組み合わせてみました。
藤づるを線の動きに合わせて組み上げ、野バラの弓なりの曲線と合板を細く切った白の線をそれぞれ違った曲線で組み入れました。
生の植物はカスミソウの柔らかなマッスを生かし、つるの実の物として黄カラスウリ、赤いカラスウリ、夕顔の茶色の実と、それぞれ異なった実の大きさ、色、線を自由に組み合わせて作品をつくりました。

展覧会場のまわりの壁が大変カラフルでしたのでバックを白に構成したため、スッキリとした会場に制作できたと思います。